- エアヒーターの構造はどのようになっていますか?
- FF(Fuel-Fired)と言われる強制吸排気方式を採用しています。車の燃料管を分岐し、エアヒーター内で燃焼させ、キャビンを暖めます。燃焼用の吸排気は車外で行いますので、車内の空気(酸素)が薄くなったり、排気が車内で入り込む心配はなく、安心してお使いいただけます。
- 消費電力はどのくらいですか?
- AT2000STの場合、14~29W(車内灯程度)です。
- 温度の調整はできますか?
- はい。5℃~35℃の間で設定が可能です。
- メンテナンスは必要ですか?
- 使用されない期間に、燃料パイプ内の燃料が揮発もしくは粘状になることがあります。快適にご使用いただく為にも、月に一度、10分間を目安に作動させてください(温度レベルは最大)。
また、年に一度、燃料フィルターの交換をお奨めします。
オーバーホールはトラックの場合2~3年、キャンピングカーの場合は4~5年が目安です(但し、使用頻度により異なります)。
- 長時間使用でバッテリーは上がりませんか?
- ベバスト・エアヒーター本体にはバッテリー上がり防止のため、低電圧防止機能が付いています。但し、電装品の多用はバッテリー上がりにつながります。ベバスト・エアヒーター自体の使用電力は少量ですが、サブバッテリー等があればより一層安心してお使いいただけます。また、バッテリーの使用状況や劣化状況をこまめに確認することをお奨めします。
- オーバーヒートセンサー(エラーコード:F10)が作動するのですが?
- 温風が逆流し、本体が過熱した可能性があります。エアヒーターの温風吹出口や吸入口が障害物でふさがっていないか確認してください。温風吹出口および吸入口周りは常にきれいに保つようにしてください。
- 寒冷地でエアヒーターが点火しないのですが?
- 一般に、冬場の寒冷地の軽油は寒冷地仕様の燃料が使われています。それ以外の燃料を寒冷地で使用すると燃料中の成分が燃料ホース内で凍結し易くなり、結果、エアヒーターが点火しにくくなります。寒冷地でエアヒーターを使用される時は、現地での給油をお勧めします。 参考:JIS「3号」軽油の凍結温度(-12℃)、JIS「特3号」(-19℃)。本州では入手困難)
- 標高の高い山で点火しにくいと聞きましたが?
- エアヒーターの燃焼には吸気(十分な酸素)を必要とします。海抜1500m以上では、空気が薄くなる為、不完全燃焼の原因となります。その結果、燃焼してもエアヒーター内に煤(すす)が溜まる原因になり、点火しにくくなりますのでご注意ください。
- ヒーターをタイマーで使用した時、2時間で停止するのはなぜですか?連続作動させる方法はありますか?
- 無人運転を避けるために、最長2時間で停止するように設定しています。 (10分から2時間で設定可能。詳しくは取扱説明書をご参考ください) また、連続運転させるには、イグニッションのキー位置をアクセサリーにします。 (バッテリー残量には十分ご注意ください)
- 燃料がなくなった場合、どのようになりますか?
- 「燃焼中の消炎(F02)」のエラーコードが表示され、ヒーターが停止します。
- ヒーターを使用する為にバッテリーを使用しない方法はありますか?(例えばソーラー電池など)
- 残念ながらベバストヒーターは点火時に瞬間的にやや高めの電流を必要とします。ソーラー電池などはバッテリー放電防止に有効ですが、単独でヒーターの電源としては使えません。
- どこで取付けや修理ができますか?
- ヒーターを安全にご利用いただくため、必ず弊社もしくは指定のサービスショップに取付及び修理を依頼してください。お客様が独自でヒーターを取付又は修理された場合、弊社規定の保証外となります。また、その場合に発生する事故や故障について、弊社は一切責任を負いません。
- 取付けに際し改造申請は必要ですか?
- いいえ。不要です。
- キャンピングトレーラーにも使用できますか?
- はい、可能です。オプションの燃料タンクと別付けバッテリーを使用します。LPガスに比べ燃料の購入が容易で、燃費も軽減されます。
- 軽自動車(もしくは軽キャンパー)にもつけられますか?
- はい、可能です。最近、軽キャンピングカーにベバスト・エアヒーターを装着されるオーナー様が増えています。
- 車中泊したいのですが、ミニバンも装着できますか?
- 取付箇所の確認が必要ですが、基本的に可能です。最近ではトランポ仕様のワンボックス車の他、SUV車への装着も増えています。取付箇所については、弊社にご相談ください
- 4トン車トラックにAT2000STの装着することは可能ですか?
- 車種により可能です。詳細は弊社までご相談ください。
- ヒーターの載せ換えは可能ですか?
- はい、可能です。ただし、使用状況(時間)により周辺部品の交換が必要になる可能性があります。また、脱着工賃が発生します。 トラックの場合、載せ換え時は助成金の対象外となります。
- お客様ダイヤルやエマージェンシーサービスはありますか?
- はい。弊社までお気軽にお問合せください。
助成金について
※運輸営業用自動車(青ナンバー)登録しているものに限ります。
- 省エネ機器として助成金等の優遇はありますか?
- はい。ベバスト・エアヒーターは、30以上の都道府県トラック協会およびNEDOによる助成金対象機器になっています。詳しくは所属の協会へお問合せください。